3/14 それでもこの国は反撃を始める。

時事通信

【カブールAFP=時事】

アフガニスタン南部カンダハルのグラム・ハイダル・ハミディ市長は

12日、声明を出し、東日本大震災の被災者に義援金5万ドル

(約400万円)を送ると表明した。

カンダハル州は反政府勢力タリバンとの激戦が続く地域だが、

アフガン復興を支援してきた日本に対し

「市民を代表して地震と津波の被災者を支援したい」

と声明は述べている。 

毎日jp

【北米総局】

東日本大震災を受け、米紙ウォールストリート・ジャーナル

(電子版)は12日、

「不屈の日本」と題する社説を掲載した。

社説は地震大国日本の技術力と「備え」をたたえ、

「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑して

いるが間違ってはいけない。日本の産業力は依然として偉大だ」

と述べた。

社説は

「1億2600万人以上が住む島国が、(大規模)地震にいかに

 持ちこたえたかについて言及せざるを得ない」

としたうえで、日本が100年以上にわたり

「建物の耐震化をしてきた」

と指摘。

「今回の地震で高いビルは持ちこたえたようだ」

と分析した。

93年完成の横浜ランドマークタワーに触れ

「高さ971フィート(約296メートル)は地震大国では驚異的。

 最先端の建築工学を駆使できる技術と富があって初めて可能に

 なった」

と評価。

また07年導入の緊急地震速報を

「世界最先端の技術」

と紹介し、11日の地震発生時にも

「高い評価を得た」

とたたえた。

また米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、阪神大震災

当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏の

「日本へのお悔やみ、そして称賛」

と題するコラムを掲載、日本人の精神力の強さをたたえ、復興に

向けてエールを送った。

クリストフ氏は、阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪が

ほとんどなかったことや、支援物資の奪い合いが生じなかった

事例を紹介。

「我慢」という日本語を引き合いに

「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」

と説明し、

「今後、それらが示されるだろう」

と期待を寄せた。

産経ニュース

地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常

事態にもかかわらず日本人は

「冷静で礼儀正しい」

と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。

短文投稿サイト

「ツイッター」

の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、

通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している

写真が11日夜、投稿された。

「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が

 逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるもの

 ではない」

との説明が付いた。

この「つぶやき」は7万回以上も転載。

「中国は50年後でも実現できない」

「とても感動的」

「われわれも学ぶべきだ」

との反響の声があふれた。大震災を1面で報じた12日付の中国紙、

環球時報も

「日本人の冷静さに世界が感心」

との見出しで報じた。(共同)

毎日新聞

【ロンドン笠原敏彦】

東日本大震災を受け、英日曜紙「インディペンデント・オン・

サンデー」は13日、1面に日の丸のデザインとともに、日本語で

「がんばれ、日本。がんばれ、東北」

と見出しを掲げた。同紙は1面から7面までを震災報道に割いて

いる。

イギリス各紙は13日も、東日本大震災のニュースを1面トップで

大きく報じ続けています。インディペンデント紙は、

「消えた街。1000人単位の死者。それでもこの国は反撃を

 始める」

と題した記事で、日本のブロガーが書いた

「祖父母たちは戦争の後、日本を復興した。我々も同じように

 日本を立て直す」

という言葉を紹介し、

「この困難にもかかわらず、日本の心意気は健在だ」

と伝えています。

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