10/10 婚活参考編(津山の春②)

これ以前の話は、婚活参考編(津山の春①)を ごらんください。 ---------------------------------------------- . その日は、日曜日で兄さんも店が忙しくて終ったのは、 夜9時を廻っていた。 電話で■■くんへ電話をした。 . 『今から行こうか?』 『こんな時間で大丈夫なんですか?』 『大丈夫や、先方さんからはOKもらってるから。』 『はい・・・』 . ■■くんの運転する車が、店に到着する。 . 「こんばんは。」 「おう!、ほな行こうか。」 . 二人を見送る姉さん。 . 「いってらっしゃい、■■くん、リラックス!」 「はい・・・、ありがとうございます。」 . 二人は、車の中で色々と話をした。 時々対向する車のヘッドライトが眩しく二人を照らす。 . 「実家は、岡山やったね?」 「はい、津山です。」 「小京都って言われてるとこやね?」 「はい。観光の人がよく訪れてきます。」 . ■■くんは高校を卒業後、大阪の大学へ入学し兄さんの 店の近くでひとり暮らしをしていた。 . 「実家の両親は最近、”いつ結婚するんや?”とぼくの  顔を見たら言うんです?」 「そら26歳やったら、言うやろう」 「はい、でも彼女見つけても”あれがダメ、これがダメ”  って文句ばっかり言うもんで・・・」 「親なんて、そんなもんやで」 「そうですかねえ・・・」 「ところで〇〇さんとこは、地元では名士で人物もええ人や、  娘さんは26歳で■■くんと同い年。」 「そうでしたね。」 「ちょうど、似合いや!、ああ、そこそこ、そこの角の家」 「ここですか?、大きな家だけど嫌味のない作りですね。」 「そうか?、ちょっとベル押してくる。」 「はい・・・」 . 兄さんが呼び鈴を押すと、〇〇さんが出てきた。 . 「こんばんは〇〇さん、夜分に申し訳ありません。」 「いいえ、こちらこそわざわざお越しいただきありがとう  ございます。」 「こんばんは、はじめまして。」 「こんばんは、わざわざお越しいただきましてありがとう  ございます。どうぞ、中へお入りください。」 . 上品な感じの和風のお宅は、それだけで緊張感を演出している。 . 「どうそ、こちらの部屋でお座りになってお待ちください。」 「ありがとうございます。」 「失礼します。」 . 部屋には2人だけ・・・ . 「緊張します。」 「ほんまやな。」 . 足音が聞こえる。扉が開く。 〇〇さんだった。 . 「すいません。粗茶ですが、どうそ。」 「おりがとうございます。 「頂戴します。」 . お茶がテーブルに置かれる。 . 「ぼく・・・、ここに来てから単語しかしゃべってないです。」 「まあ、ええやないか。おっ・・・」 . 数人の足音が聞こえてきた。扉が開く。 . 「いやあ、すいませんね。こんな時間にわざわざ来ていただいて。」 「いえいえ、こちらこそ押しかけまして・・・。」 . 初老の両親に挟まれるように、キレイな女性がいた。 少しうつむき加減のその、女性こそが〇〇さんの娘さんだった。 . 「〇〇さん、紹介します。■■くんです。」 「夜分に恐れ入ります。はじめまして、■■◇◇です。よろしく  お願いします。」 「どうも初めまして、〇〇です。こちらが家内で、こちらが  娘の■子です。」 . うつむき加減の女性は、少しだけ顔を上げて . 「■子です。夜分にお呼び立てして申し訳ありません。どうそ、  よろしくお願いします。」 . と、はっきり、そしてしっかりした口調で挨拶した。 . 「まあ、みなさん、お掛けください。」 . 和やかな雰囲気で、始まったお見合い?でした。 . が、しかし、■■くんは気づいたのです。 スーツは、着ていたのですが、ネクタイをするのを忘れていた・・・ . . 〇婚活参考編(津山の春③)〇へ、つづく・・・ . 人気ブログランキングへ . 子ども虐待防止「オレンジリボン運動」